
はじめに:あっという間の3ヶ月
おはようございます、春紡です。
第5話では、お迎え初日から警戒心ゼロで爆走するシオンの驚きの適応力についてお話ししました。
今回は、お迎えしてから3ヶ月が経った頃の成長記録と、ある朝、とても嬉しいことがあった日のお話です。
シオンをお迎えして、ちょうど3ヶ月が経ったある朝のこと。
いつものように掃除機をかけていると、作業部屋の床に、小さな白いものが落ちていました。
「これは…?」
小さな宝物を拾った日

爪楊枝の先ほどの大きさ
手に取ってみると、それは爪楊枝の先ほどの大きさの、真っ白な犬歯でした。
シオンの、乳歯。
実は数日前から「そろそろ歯が抜けるかもしれない」と思っていたところでした。ご飯を食べている様子を観察すると、乳歯の後ろに永久歯が顔を出し始めていて。
でも、猫の乳歯はほとんど飲み込んでしまうと聞いていたので、まさか拾えるとは思っていませんでした。
猫の乳歯について
- 生後3〜6ヶ月頃に生え変わる
- 全部で26本の乳歯がある
- ほとんどは飲み込んでしまう
- 見つけられるのはとてもラッキー
こんなに小さな歯が、あのやんちゃなシオンの口の中にあったなんて。
手のひらに乗せて、しばらく眺めていました。
シオンからの記念日プレゼント
シオンの犬歯を拾えたのは、ちょうどお迎えして3ヶ月の記念日でした。
偶然にしては、できすぎているタイミング。
まるでシオンが「3ヶ月記念だよ」と、プレゼントをくれたみたいで。
拾った犬歯は、今はチョコレートの空き箱に大切に保管しています。
残りの3本も拾えたら、きちんとした入れ物を買って、シオンの成長の記録として残しておきたいと思っています。
※先日もう一つ下の犬歯を拾うことが出来ました。上は永久歯が生えてきているんですが、まだ抜ける気配がなく…
3ヶ月で、こんなに大きくなった

体重の変化
体重の推移:
- お迎え時(生後約2ヶ月半):1.2kg
- 3ヶ月半頃:2.0kg
- 現在(生後約5ヶ月半):2.9kg
お迎えした時は、片手でひょいと抱っこできていたのに。
今では抱き上げると「ずっしり」と重みを感じます。
体つきの変化
体つきも、筋肉質になってきました。
最近、換毛期を迎えたせいか、さらに一回り大きくなったような気がします。
あの小さかった子猫が、こんなに立派に成長して。
嬉しいような、少し寂しいような、複雑な気持ちです。
変わったこと、変わらないこと


変わったこと:意外と小心者?
お迎えした時と比べて、シオンはどこか少し大人びた表情になりました。
それから、意外にも小心者な一面があることもわかってきました。
雷の音や、バイクの音がすると。
最初、プレーリードッグみたいに立ち上がって音の方向を確認して、それから落ち着かなくなります。
そんな時は、私や同居人のそばから離れようとしません。
「怖かったんだね」と撫でてあげると、少しずつ落ち着いていきます。
変わらない「シオンらしさ」

でも、変わらないこともあります。
人が大好きで、人懐っこいところ。
撫でられるのも、抱っこされるのも大好きで。
お風呂やトイレから出てくると、必ず待っていて、すりすりと甘えてきます。
この人懐っこさは、保護主さんのところにいた頃から変わっていないシオンの魅力です。
できるようになったこと

高い場所の制覇
この3ヶ月で、シオンはいろんなことができるようになりました。
制覇済みの高い場所:
- 冷蔵庫の上
- キャットウォーク
そして今、次に狙っているのはエアコンの上。
ジャンプの練習をしている姿を見るたびに、「早くキャットウォークを増設しなきゃ…」と焦ります。
夜中の大運動会

最近は、おもちゃ箱から自分でおもちゃを取り出して、夜中にも遊ぶようになりました。
カサカサと音がするなと思ったら、シオンが真夜中の大運動会を開催していたり。
お気に入りのおもちゃ
不思議なことに、買ってあげたおもちゃよりも、私が作ったおもちゃで遊ぶことが多いシオン。
保護主さんからいただいたおもちゃも、今でも大のお気に入りです。
手作りのものには、なにか特別な魅力があるのかもしれません。
これから迎える、大切な日

10月末に控える去勢手術
今月、10月末には、シオンの去勢手術が控えています。
不安もあります。
でも、「シオンが健康で長生きできるように」という願いを込めて、決めたことです。
手術までの日々を、たくさん遊んで、たくさん甘えさせて、たくさん写真に残そうと思います。
そして術後は、しっかりとケアをして、シオンが早く元気になれるようサポートします。
保護猫をお迎えする時、不安なことがたくさんあると思います。
「どんな準備が必要?」「健康管理はどうすればいい?」
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成長を見守る、幸せ

シオンの成長を見守る毎日は、小さな驚きと喜びの連続です。
昨日できなかったことが、今日できるようになる。
ちょっと前まで届かなかった場所に、今日は届くようになる。
そして、小さな歯を拾えたりする。
保護猫との暮らしは、「守ってあげなきゃ」と思って始まったのに。
いつの間にか、シオンに癒され、シオンに元気をもらう日々になっていました。
保護猫を迎える、その一歩を応援したい

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💬 読者の皆さまへ:あなたの体験も教えてください
子猫の成長を見守っている方へ:
どんな成長の瞬間が、一番嬉しかったですか?
印象に残っているエピソードがあれば、ぜひ教えてください。
これから保護猫を迎える方へ:
不安なこと、知りたいことがあれば、コメント欄やお問い合わせからお気軽にどうぞ。
同じように保護猫との暮らしを楽しんでいる仲間として、お話しできたら嬉しいです。
次回予告:去勢手術を乗り越えて
次回、**第7話「去勢手術を終えて|術後の回復とエリザベスカラー生活」**では:
- 去勢手術当日の様子
- 術後の回復過程
- エリザベスカラー生活の工夫
- 性格や行動の変化
をお届けします。お楽しみに!
シリーズ記事:
- 第1話:運命の出会い
- 第2話:2時間の長旅とお迎え当日
- 第3話:実録!初期費用
- 第4話:お迎え翌日の緊急事態
- 第5話:警戒ゼロの子猫
- 第6話:犬歯が抜けた朝(この記事)
- 第7話:去勢手術(近日公開)
- 第8話:噛み癖との戦いと、保護猫と暮らして(近日公開)
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