
はじめに:幸せな初日の翌朝に起きたこと
こんにちは、春紡です。
第3話では、約3万円で揃えた初期費用についてお話ししました。
今回は、お迎え翌日に起きた「緊急事態」と、初めての動物病院体験をお届けします。
前日はへそ天で寝てしまうほどリラックスしていたシオン。でも、翌朝起きると…
朝起きたら、左目が開いていない
その朝の衝撃
お迎え翌日の朝。
いつものようにシオンの様子を見に行くと、何かがおかしい。
左目がうっすらしか開いていない。
よく見ると、右目も少し目やにが出ている。
「え?昨日まであんなに元気だったのに…」
心臓がドキドキしました。
でも、本猫は元気いっぱい
目の状態は心配だけど、シオン本人は前日と変わらず元気いっぱい。
- ご飯もしっかり食べる
- 走り回って遊ぶ
- ただ、くしゃみをしている
「これは…もしかして猫風邪?」
お迎えするときに保護主さんから、少し前に猫風邪を引いていた、と聞いていたことを思い出しました。
応急処置と保護主さんへの連絡
まずは応急処置
慌てながらも、まずはできることをしようと思いました。
ノンアルコールのウェットティッシュで、取れる範囲の目やにをとれる範囲で拭いてあげました。
シオンは嫌がらず、じっとさせてくれました。
保護主さんへは事後報告
保護主さんからは「2回目のワクチン接種はトライアル後で大丈夫」と言われていただけだったので、まずは病院に行くことを優先。
事後報告にしました。
事前リサーチしていた動物病院へ

実は、お迎え前から病院は調べていた
シオンを迎えると決めた時から、「いざという時のために」と動物病院を3軒ほどリサーチしていました。
選んだ基準:
- 家からの距離(徒歩圏内またはバスで行ける)
- 土日診療している
- 口コミの評判が良い(極端な口コミがない/客層もわかる)
- 獣医が複数人いて、当たり外れが少なさそう
- 専門性がある
この中から、一番条件に合う病院を「かかりつけ」にしようと決めていました。
ネット予約システムが便利
この病院はネット予約必須のシステム。
- ネットで問診票を記入
- 予約時間を指定
- 「あと何人で自分の番か」がネットでわかる
初めてで不安な私にとって、このシステムはとてもありがたかったです。
朝一番でネット予約を入れ、順番が近づいてから家を出ました。
猛暑日の病院までの道のり
真夏の移動は想定外の大変さ
この日は猛暑日。7月の暑さは厳しかった。
移動手段:
- 途中までバス
- バスを降りてから徒歩10分
- トータル20分以内
キャリー: お迎え当日、ちょうど宅配BOXにソフトキャリーが届いていたので、そちらを使用。
(お迎え時はハードキャリーでしたが、近場の移動用にソフトタイプも購入していました)
外に出て鳴くシオン
バスを降りた後、暑さのせいか、シオンが「ニャー、ニャー」と鳴き始めました。
「大丈夫だよ、もうすぐだからね」
そう声をかけながら、日陰を選んで歩きました。
動物病院選びで学んだこと
事前にリサーチしておいて良かったこと:
- 病院の予約方法(ネット予約システムの使い方)
- 診療時間と土日対応の有無
- 口コミで先生の人柄を確認
確認しておけばよかったこと:
- 病院へのルートと道の状況
- 坂道の有無
- 歩道があるかどうか
- 日陰のルート
これから猫を迎える人へのアドバイス: 距離だけでなく、道が坂道だったり、歩道があるかなど、実際に歩いてみて確認しておくとベストです。特に夏や冬は、猫への負担を考えたルート選びが大切。
初めての動物病院:待合室にて
受付はスムーズ
ネットで事前に問診票を記入していたので、受付では飼い主の本人確認のみ。
スタッフさんが優しく対応してくれました。
待ち時間は5分以内
予約システムのおかげで、待ち時間は5分以内。
待合室には大型犬が2匹いて、シオンはキャリーの中から興味津々に見ていました。
シオンの様子:意外と落ち着いている
バスを降りた後は暑くて鳴いていたシオンですが、病院に着いてからは全然鳴かない。
診察室でもおとなしくて、正直びっくりしました。
じーっと周りを観察しつつ、外が暑かったからか、涼んでいる様子でした。
診察室での出来事:人懐っこすぎるシオン
先生の第一印象
診察室に入ると、優しそうな雰囲気の先生が迎えてくれました。
「お迎えして2日目なんですね。どうされましたか?」
落ち着いた口調で、丁寧に話を聞いてくれました。
キャリーから出たシオンの反応
キャリーから出したシオンは…
「ここはどこ????遊んでいい????」
といった感じで、診察台の上をきょろきょろ。
先生やスタッフさんに触られても、抱っこされても嫌がらず、何なら「撫でて~」と頭をスリスリ。
「人懐っこい子だね~、いい子だねキミ~!」
先生が笑いながら言いました。
スタッフさんの「かわいい〜〜〜♡」
診察中、スタッフさんたちがシオンを見て「かわいい〜〜〜♡」と声をあげます。
先生やスタッフさんに触られても、シオンは嫌がるどころか、さらにすり寄っていく。
「いい子だね〜」 「こんなに人懐っこい子、珍しいですよ」「病院側からしたら診察しやすくて助かります!」
そんな風に言ってもらえて、私も嬉しくなりました。
診察の流れ
先生は、シオンの様子を丁寧に診てくれました。
診察内容:
- 問診(いつからどんな症状か)
- 体温測定
- 目の検査
- 診察室を暗くして
- ライトで眼球を照らす
- 目薬を差して、傷がないか確認
シオンは、診察中もおとなしくしていました。
診断結果:猫風邪のぶり返し
診断:猫風邪(猫カゼ)
「元々、保護主さんのところでかかっていた猫風邪をぶり返して、悪化した可能性が高いですね」
先生の説明によると:
- ちょうど母猫からもらった免疫がなくなるタイミング
- 環境の変化(お迎え)でストレスがかかり、症状が出ることがある
- 眼球に傷はないので、目薬で治療できる
- くしゃみも猫風邪の症状の一つ
「心配いりません。ちゃんと治りますよ」
先生の言葉に、ホッと胸を撫で下ろしました。
処方された薬と費用

処方された薬
目薬兼点鼻薬
目にも鼻にも使える薬で、1日3回、1週間分処方されました。
※今回症状は主に目やにでしたが、猫風邪の可能性が高いので点鼻もすることに。
診察費用の内訳
| 項目 | 金額 |
| 初診料 | 約¥3,000 |
| 診察料 | 約¥1,000 |
| 薬代 | 約¥2,000 |
| 合計 | 約¥6,000 |
初めての動物病院だったので、初診料が高めでした。
でも、丁寧に診察してくれたことを考えると、納得の金額です。
帰宅後:薬との格闘
点鼻は問題なし、でも点眼は苦戦
家に帰ってから、早速薬を使ってみました。
点鼻(鼻に差す): 抱っこして、鼻にチョン。問題なくできました。
点眼(目に差す): これが大変でした。
シオンが点眼を嫌がって、顔を背ける。
何度か挑戦して、なんとか差すことができましたが、毎回苦戦しました。
コツ:
- 後ろから抱っこして固定
- 片手で顔を支える
- すばやく差す
- 成功したら褒めておやつ
※子猫の時は私一人で抱っこで固定が出来ましたが今は体も大きくなって、力も強いので目薬は一人では難しい気がします。
2-3日で目やにが収まった
薬のおかげで、2-3日で目やには収まりました。
くしゃみも徐々に減って、完全に元気を取り戻しました。

病院帰りのシオンは大興奮
病院から帰ってきたシオンは、大興奮で元気いっぱい。
外に出たからか、家中を走り回って遊んでいました。
「病院疲れ」なんてどこへやら。この子の元気さには本当に驚かされます。
その後の通院:かかりつけ医として信頼
今も同じ病院に通っています
あの時選んだ動物病院には、今も定期的に通っています。
- ワクチン接種
- 健康診断
- 去勢手術もこちらで予定
院長先生にも診てもらった
何度か通ううちに、院長先生にも診察してもらう機会がありました。
腕も確認済みで、安心してお任せできると実感しています。
シオンは相変わらず人懐っこい
病院でのシオンの態度は、初診の時から変わらず人懐っこいまま。
処置中、診察室の広さの関係で飼い主が診察室の外に出ることがあるのですが…
スタッフさんが入れ替わり立ち替わり遊びに来てくれるそうです。
「シオンちゃん、みんなのアイドルですよ」
スタッフさんに言われて、嬉しいような、誇らしいような気持ちになりました。
動物病院選びのポイント:経験から学んだこと
事前リサーチの重要性
お迎え前に動物病院をリサーチしておいて、本当に良かったです。
緊急時に慌てて探すのではなく、落ち着いて選んだ病院に連絡できたことが、何より安心でした。
さらに少し家から遠いですが、いつもの病院が休診の時のためと救急・夜間対応をしている病院も何かあったときのためにリサーチ済みです。
選ぶ時のチェックポイント
1. 家からの距離とアクセス
- 徒歩圏内?バスや電車で行ける?(普段は徒歩でも、天候などで公共交通機関が使えるなど)
- 道のりは?(坂道、歩道の有無)
- 猛暑日や寒い日でも行きやすいか
2. 診療時間
- 土日も診療している?
- 夜間対応は?
- 予約制か、飛び込みOKか
3. 獣医の人数と専門性
- 獣医が複数人いる?
- 専門分野は?
- 口コミでの評判は?
4. 費用の目安
- ホームページに料金表がある?
(小さな病院はない場合がほとんどですが、口コミに金額のことが書かれているか確認) - 初診料はいくら?
- 支払い方法は?
5. 予約システム
- 電話予約?ネット予約?
- 予約なしでも診てもらえる?
- 緊急時の対応は?
実際に行ってみて感じたこと
口コミやホームページの情報も大切ですが、実際に行ってみて、先生やスタッフさんの対応を見ることが一番です。
- 先生の説明は丁寧か
- スタッフさんは優しいか
- 猫に対して愛情を持って接してくれるか
- 飼い主の不安に寄り添ってくれるか
初診の時に「この病院で良かった」と思えたら、それがかかりつけ医です。
個人的にここをかかりつけにしようと思ったのは、先生が、何かあったら病院に来れなくても、電話して聞いて下さいね。と言って下さったことでした。
スタッフさんも、動物第一に考えて下さっているのがわかる対応だったので、信頼できるなと。
まとめ:緊急事態は突然やってくる
お迎え翌日の「まさか」
お迎え初日はあんなに元気だったシオン。
まさか翌日に病院に行くことになるとは、思ってもいませんでした。
でも、こういう「まさか」があるからこそ、事前準備が大切なんだと実感しました。
保護猫は体調を崩しやすい
保護猫は、免疫力が弱かったり、ストレスで体調を崩しやすいことがあります。
でも、それは悪いことではありません。
ちゃんと治療すれば治るし、猫も飼い主も成長する機会になります。
「いい病院」との出会いも、運命の一つ
シオンとの出会いが運命だったように、信頼できる動物病院との出会いも運命だと思います。
今、私たちには頼れるかかりつけ医がいます。
これからも、シオンの健康を一緒に守っていきたいです。
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次回予告:警戒ゼロ?お迎え初日から爆走する子猫
次回、**第5話「警戒ゼロ?お迎え初日から爆走する子猫|シオンの驚きの適応力」**では:
- 「慣れるまで時間がかかるかな?」という予想が大外れ
- 保護先で遊べなかった分、広い空間に大興奮
- お迎え2日目から全開モード
- 人が大好き、出待ちする猫
をお届けします。お楽しみに!
💬 読者の皆さまへ:あなたの体験も教えてください
初めての動物病院について:
- お迎え後、すぐに病院に行きましたか?
- 病院選びで重視したことは?
- かかりつけ病院の決め手
- 「この病院で良かった!」と思ったエピソードは?
猫の体調について:
- お迎え後、体調を崩したことはありますか?
- お迎え直後の焦った症状
- どんな症状でしたか?
- どう対処しましたか?
コメント欄で、ぜひ教えてください!
シリーズ記事:
- 第1話:運命の出会い
- 第2話:2時間の長旅とお迎え当日
- 第3話:実録!初期費用
- 第4話:お迎え翌日の緊急事態(この記事)
- 第5話:警戒ゼロの子猫(近日公開)
- 第6話:成長記録(近日公開)
- 第7話:去勢手術(近日公開)
- 第8話:噛み癖との戦いと、保護猫と暮らして(近日公開)
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