運命の出会い|保護猫を家族に迎えるきっかけ【シオンのお迎え物語①】

はじめに:保護猫との暮らしを決心するまで

おはようございます、春紡です。

「また猫と暮らしたい」――その想いは、ずっと心の中にありました。

実家にいた頃、生後約1.5ヶ月の茶トラを拾って家族に迎えました。
その子との暮らしは、私にとってかけがえのない思い出です。実家を出てから、猫のいない生活がどこか寂しく感じていました。

でも、今度は「自分と猫を飼ったことのない同居人2人で」猫を迎えるということ。
一つの命を預かる責任を、しっかり果たせるだろうか。その決心をするまでには、時間が必要でした。

このブログでは、生後2ヶ月半で我が家に来た保護猫シオンとの出会いから、お迎えするまでの道のりを、全8回に渡ってお届けします。

これから保護猫をお迎えしようか迷っている方、一人暮らしで猫を飼い始めたい方に、少しでも参考になれば嬉しいです。


なぜ「保護猫」を選んだのか

ペットショップではなく、保護猫という選択

猫を迎えると決めた時、まず考えたのが「どこから迎えるか」ということでした。

選択肢としては:

  • ペットショップ
  • ブリーダー
  • 保護猫(保護団体・個人の保護活動者)

最終的に保護猫を迎える決心をした理由は、シンプルでした。

「一匹でも多くの猫に、温かい家族ができますように」

保護猫の出会い方を調べていく中で、たくさんの猫たちが新しい家族を待っていることを知りました。そして、可能ならば、その子たちの中に相性の良い子がいれば、お迎えしようと。

保護猫を迎える前の不安

とはいえ、今度は「お世話のメインは自分で」猫を迎えるという不安もありました。

実家で猫と暮らしていた時は、家族で、家にいる時間の長かった母がメインでお世話をしていました。でも今回は違います。自分がメインで、相棒は犬派の同居人と2人だけ。最後まで責任を持てるだろうか。犬派から猫派になってくれるだろうか・・・

  • 家族が少なくても大丈夫だろうか?
  • 仕事をしながらお世話できるかな?
  • 病気や怪我があった時、一人で対応できるだろうか?同居人にレクチャー出来るだろうか?
  • どのくらいで新しい環境に慣れてくれるかな?

こうした不安を抱えながらも、「でも、また猫と暮らしたい」という想いは消えませんでした。


保護猫の出会い方:友人・知人に相談してみた

まずは経験者に聞いてみる

「猫を迎える」と決めてから、まず始めたのが情報収集でした。
実家の子はカテゴリ的には保護猫ですが、家の近くで鳴いているところを拾ったので・・・保護猫のお迎え方法を譲渡会以外知りませんでした。

保護猫をお迎えした友人や知人に連絡を取り、実際にどうやってお迎えしたのか、お迎え先が保護団体なら教えてもらえないか聞いてみました。

保護猫との出会い方はいろいろある

友人たちからのアドバイスと、自分で調べた情報をまとめると、保護猫を家族に迎える方法は主に3つあります。
※友人のほとんどが譲渡会ではなく個人の保護活動家さん、保護猫カフェからのお迎えでした。

1. 保護団体・譲渡会から迎える

各地域に保護猫の譲渡会を開催している団体があります。

  • メリット:健康チェック済み、ワクチン接種済みの場合が多い
  • デメリット:譲渡条件が厳しい場合がある

私が感じた不安: SNSで譲渡会でのトラブルをたくさん見かけていて、正直「条件が厳しすぎるのでは?」「条件が合わないかも」という不安がありました。もちろん、それは猫の幸せを第一に考えてのことだとは理解していますが、私には少しハードルが高く感じました。

2. 保護猫カフェから迎える

猫カフェの中には、保護猫の譲渡を行っている施設もあります。

  • メリット:実際に触れ合ってから決められる
  • デメリット:施設の運営方針をしっかり見極める必要がある

友人からのオススメ: 実際に保護猫をお迎えした友人から、「保護猫カフェが良かったよ!」とオススメされました。

でも、家から近い保護猫カフェをいくつか調べてみたところ、運営方針や口コミを見て「ちょっと信用できないな…」と感じる点がありました。猫たちの環境や、譲渡の進め方など、自分の価値観と合わない部分がありました。
友人から紹介された保護猫カフェは大手といっていいんでしょうか、TVなどでも見かけたりで、しっかりと運営されているところだったので、そちらのカフェが家から近ければ、保護猫カフェからのお迎えも検討したと思います。

3. 個人で保護活動をしている方から迎える

SNSやジモティー、地域情報紙などで、個人で保護活動をしている方が里親を募集しています。

  • メリット:保護主さんと直接やり取りできる、猫の性格を詳しく聞ける
  • デメリット:自分で情報を見極める必要がある

私が選んだのは「個人の保護活動者」

譲渡会や保護猫カフェで悩んでいた時、SNSで個人で保護活動をしている方の里親募集ポストを見かけました。

「個人の方とのやり取りなら、お互いに話し合いながら進められるかもしれない」

そう思い、少しずつ情報を集め始めました。

個人の保護活動者から迎えることを選んだ理由:

  • 保護主さんと直接コミュニケーションが取れる
  • 猫の性格や育った環境を詳しく聞ける
  • 「実際に会ってから決めたい」という希望を伝えやすい
  • 譲渡会ほど条件が厳しくない(もちろん、しっかりと責任を持てる人かどうかは見られます)
  • SNSという特性上、保護主さんからお迎えした先輩里親さんのポストもみれる

保護猫ブログや体験談、先輩里親さん方と保護主のやり取りも拝見して、「この方法が自分に合っている」と確信しました。


シオンとの運命的な出会い

保護主さんとの連絡

SNSで保護猫の里親募集を探していた時、ある投稿が目に留まりました。

「生後2ヶ月の元気でかわいい子がたくさんいます。里親募集中」

写真を見た瞬間、「この子たちに会いたい」と思いました。

すぐに保護主さんに連絡を取り、こう伝えました。

「写真だけで決めるのではなく、実際に会ってから決めたいです」

保護主さんは快く承諾してくださり、訪問の日程を調整しました。

初めて会った日:アピールがすごかった

約束の日、保護主さんのお宅を訪問しました。

ドアを開けると、「ニャー!ニャー!」と元気いっぱいに鳴いてアピールしてくれる子が1匹。

それがシオンとの初対面でした。

保護主さんは笑いながら言いました。

「この子、本当に人が好きで。アピールがすごいんです。やんちゃすぎて先住猫ちゃんがいるお宅や、多頭飼い希望の方には難しい子で、ほかの兄弟は先に里親が決まっちゃって・・・」

その言葉を聞いて、私はピンと来ました。

「うちに来る?」と聞いたら…

我が家はマンションの規約で、多頭飼いができません。そして、先住猫もいません。

つまり、シオンにぴったりの環境でした。

私はシオンに向かって、こう聞いてみました。

「うちに来る?」

すると、シオンは元気に「ニャー!」と鳴いてくれました。

その瞬間、「この子だ」と確信しました。


保護猫を迎える決心:不安よりも確信

「家族になる」ということ

その場で、シオンを迎えることを決めました。

保護主さんと譲渡の条件や、トライアル期間(2週間)について話し合いました。

  • トライアル期間:2週間
  • 正式譲渡:7月某日〜
  • 譲渡費用:実費のみ(ワクチン・検査費用・それまでの病院代)
    ※トライアル期間、譲渡費用は活動先、団体によって異なります。

「猫を飼い始めた」瞬間というより、「家族が増える」という実感が湧いてきました。

保護猫との暮らしを始める決心

帰り道、私は高揚感と同時に、改めて「保護猫を迎える」ことの重みを感じていました。

でも、不安よりも大きかったのは「シオンと一緒に暮らせる」という喜びでした。


猫を飼う準備:お迎えまでにしたこと

事前に用意したおもちゃ

シオンを迎えると決めてから、お迎え当日までの約1週間。

私は猫を飼う準備に追われました。

猫初心者が調べたこと

実家で猫と暮らしていた経験はありましたが、あの頃は家族みんなでお世話をしていました。

自分で猫を迎えるのは初めて。改めて基本から調べ直しました。

  • 一人暮らし・もしくは2人暮らしで猫を飼い始めた時の注意点
  • 猫の初日の過ごし方
  • 必要なグッズリスト
  • 動物病院の選び方
  • 猫の飼い方の基本(最新の情報)

実家で暮らしていた頃の知識をアップデートしながら、準備を整えました。

準備したもの(概要)

  • ケージ
  • トイレと猫砂
  • フードと食器
  • おもちゃ

詳しい初期費用や「買ってよかったもの・不要だったもの」については、**第3話「実録!保護猫お迎えの初期費用」**で詳しくお伝えします。


まとめ:保護猫を迎えるということ

保護猫との出会いは、運命

シオンとの出会いを振り返ると、「運命だったな」と思います。

  • やんちゃで甘えん坊で人が大好きなシオン
  • 多頭飼いができない我が家

まるでパズルのピースがぴったりはまるように、私たちは出会いました。

保護猫を迎えるハードルは、思ったより低い

「保護猫を迎える」と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。

でも、実際にやってみると、思ったよりハードルは低かったです。

大切なのは:

  • しっかり情報収集すること
  • 実際に会ってから決めること
  • 猫を飼う準備を整えること
  • 最後まで責任を持つ覚悟

これから保護猫をお迎えしようか迷っている方へ。

まずは、保護猫の里親募集を見てみてください。そして、気になる子がいたら、会いに行ってみてください。

きっと、あなたの運命の子が待っています。


次回予告:2時間の長旅とお迎え当日の衝撃エピソード

次回、**第2話「特急・新幹線・タクシーを乗り継いで|ペーパードライバーの私が選んだお迎え方法」**では:

  • なぜ公共交通機関を選んだのか
  • 2時間の長旅でのシオンの様子
  • 新幹線で感じた「うちの子ですよ!」という幸せ
  • お迎え初日の衝撃エピソード(へそ天事件)

をお届けします。お楽しみに!


💬 読者の皆さまへ:あなたの体験も教えてください

保護猫をお迎えした方へ:

  • お迎えの決め手は何でしたか?
  • どうやって出会いましたか?

これから迎えようか迷っている方へ:

  • 不安なことはありますか?
  • 知りたいことがあれば教えてください

猫を飼い始めた方へ:

  • 保護猫との暮らしはどうですか?
  • 印象的だったエピソードがあれば教えてください

コメント欄で、ぜひ交流しましょう!


保護猫をお迎えされた方へ:特別なお知らせ

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シリーズ記事:

  • 第1話:運命の出会い(この記事)
  • 第2話:2時間の長旅とお迎え当日(近日公開)
  • 第3話:実録!初期費用(近日公開)
  • 第4話:お迎え翌日の緊急事態(近日公開)
  • 第5話:警戒ゼロの子猫(近日公開)
  • 第6話:成長記録(近日公開)
  • 第7話:去勢手術(近日公開)
  • 第8話:噛み癖との戦いと、保護猫と暮らして(近日公開)

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