はじめに:急なお迎えで予算がない時の救世主
こんにちは、春紡です。
シオンをお迎えすることになったのは、予定より1年も早いことでした。
「子猫用のケージが必要…でも予算が足りない!」
思いついたのが、100均のワイヤーネットを使ったDIYケージでした。もともとハンドメイドイベントの什器代わりに使ってたりしたのでうまく組み立てたら出来るのでは?と挑戦してみました。
今日は、実際に作った100均ケージの作り方を詳しくご紹介します。
完成サイズと設計
完成サイズ(目安):
- 幅:約62cm
- 奥行き:約62cm
- 高さ:約62cm(2段構造)
子猫が安心して過ごせる広さを確保しつつ、場所を取りすぎない、材料も手に入りやすいサイズです。

必要な材料(すべて100均で揃います)
ワイヤーネット
| サイズ | 枚数 | 用途 |
| 62×40cm | 6枚 | 背面・側面・天井・扉 |
| 62×19cm | 3枚 | 側面・天井 |
| 62×29.5cm | 1枚 | 扉横固定部分 |
| 44×29.5cm | 1枚 | 棚板 |
ワイヤーネットの選び方:
- できるだけ同じシリーズで揃える
- メッシュが細かいタイプがおすすめ(子猫が挟まらない)
- 白か黒で統一すると見た目がきれい
その他の材料
- 突っ張り棒(50-70cm):2本
- 棚板の支えとして使用
- 100均で購入可能
- 結束バンド(100mm):100本入り
- ワイヤーネット同士を固定
- 予備も含めて100本あると安心
- ※こちらのみ100均に現在取り扱いがなくホームセンターで購入
- ジョイントマット:4枚
- 底板の代わり※動かす予定がなかったため
- 100均で購入可能
- ※こちら誤飲の恐れありとのことを聴き、現在撤去していますので底板を天井と同じサイズのワイヤーネットを用意するか、我が家同様動かさないとのことであればMDF板などの上に張り付く絨毯などを使用されるといいと思います。
- プラ段:1枚
- 棚板の上のワイヤーネットの上に絨毯を引くため。
- 別のDIYの使用の残りですが100均で入手可能
総額:約2,000円〜2,500円
市販のケージが1万円以上することを考えると、かなり経済的です。
作り方:ステップバイステップ
ステップ1:設計を確認する
完成形をイメージしながら、ワイヤーネットを並べてみます。今回計算が難しくないよう購入したワイヤーネットの一番長い辺(62cm)にサイズを合わせるようにしたので、イメージや組み立ては難しくありませんでした。
ポイント:
- どのパーツがどこに来るか、事前に確認
- 棚板の高さを決めておく(子猫が飛び乗れる高さ)
- ゲージの中にトイレを奥場合猫がトイレに入りやすいサイズ、棚位置になるようにする
ステップ2:背面と側面を組み立てる
側面: 62×40cmのワイヤーネット1枚+62×19cmのワイヤーネット1枚
背面: 62×40cmのワイヤーネット2枚
結束バンドで背面と側面を固定していきます。
横に長い1枚になるように固定していくのでわかりやすいと思います。
結束バンドの留め方:
- ワイヤーネットの格子が重なる部分に通す
- しっかり引っ張って締める
- 余った部分をニッパーでカット(なければ一度はさみで切った後爪切りでカット)
- 細かい間隔で固定すると強度アップ
ステップ3:扉と扉横固定部分を取り付ける
背面: 62×29.5cmのワイヤーネット1枚と62×40cmのワイヤーネット
それぞれの側面側に、結束バンドで固定します。
工夫: 扉の留め具は、マジックテープ式の結束バンドにしています。これなら工具なしで開け閉めできます。
※調べたところ目が大きめのワイヤーネットの場合は目玉クリップなどでも使えるようです。
ステップ4:棚板を設置する
子猫が上下運動できるように、中段に棚板を設置します。
棚板の作り方:
- 突っ張り棒2本を側面の内側に設置(高さ約30cm)
- 44×29.5cmのワイヤーネット1枚を突っ張り棒の上に乗せる
- 結束バンドで固定
- 必要であればワイヤーネットと同じサイズにカットしたプラ段を載せて、プラ段とワイヤーネットを結束バンドで固定
ポイント:
- 突っ張り棒はしっかり固定
- 棚板が落ちないように、数か所結束バンドで留める
- 子猫が飛び乗っても大丈夫か、体重をかけて確認
ステップ5:天井を取り付ける
天井: 62×40cmのワイヤーネット1枚+62×19cmのワイヤーネット1枚
側面と背面に結束バンドで固定します。
これでケージは完成です!
完成!実際に使ってみた感想

完成したケージに、お迎えした子猫を入れてみました。
良かった点:
- 予算2,500円で立派なケージが完成
- 軽くて移動しやすい
- 通気性が良い
- 中の様子がよく見える
- サイズアップが必要な場合結束バンドを解いて¥1,000以下でサイズ変更可能
- 不要になった際にリサイクル出来るパーツもある
気になった点:
- 市販品ほどの強度はない
- 組み立てに時間がかかる(約2時間)
子猫の反応: すぐに慣れて、今では棚板の上でお昼寝する姿も。「ここが自分の場所」と認識してくれたようで、安心しました。写真の通り給水器も取り付け可能です。最近は力が強くなってきたのとトイレのサイズアップでトイレがゲージの外においてあります。自動トイレになるときにはステンレスラックと組み合わせて作り替える予定です。


作る時のポイントと注意点
✅ 成功のコツ
- 結束バンドはしっかり締める
- 緩いとグラグラになります
- 子猫の体重がかかっても大丈夫な強度を
- 余った結束バンドは必ずカット
- 尖った部分で怪我をする可能性があります
- ニッパー/爪切りできれいに切りましょう
- 棚板の高さは慎重に決める
- 子猫が飛び乗れる高さ(約30cm)がおすすめ
- 高すぎると危険、低すぎると使わない
- 扉の開閉確認は必須
- 毎日の掃除やお世話で何度も開け閉めします
- スムーズに開閉できるか、完成後に必ず確認
⚠️ 注意点
- 長期使用には向かない
- あくまで子猫の一時的なケージとして
- 成猫になったら市販のケージへの買い替えを推奨
- 屋外で使用しない
- 強度が不十分なため、室内専用です
- 定期的に点検を
- 結束バンドが緩んでいないか定期チェック
- 破損したらすぐに補強
買っておくと良い道具
ニッパー 結束バンドをカットするのに必須。100均でも購入できます。
メジャー 設置場所のサイズを測るのに便利。
まとめ:愛情を込めたDIYケージ
市販品のような完璧さはありませんが、「この子のために作った」という愛情が詰まったケージです。
急なお迎えで予算が足りない時、猫ちゃんに安心できる場所を用意してあげたい。100均DIYケージは、そんな想いを叶えてくれる選択肢の一つだと思います。
我が家の子猫は、このケージで安心して過ごしてくれました。今は成長して、もっと広いゲージにサイズアップしています。このケージは「初めてのお城」として、大切な思い出になっています。
使用した材料(再掲)
100均で購入:
- ワイヤーネット 62×40cm:6枚
- ワイヤーネット 62×19cm:3枚
- ワイヤーネット 62×29.5cm:1枚
- ワイヤーネット 44×29.5cm:1枚
- 突っ張り棒 50-70cm:2本
ホームセンターで購入:
- 結束バンド 100mm 100本入:1袋
総額:約2,000円〜2,500円
皆さんも、愛猫のために何かDIYしてみませんか?
完璧じゃなくても、愛情を込めて作ったものは、きっと喜んでくれるはずです。
次回記事予告: 「100均DIYで作った脱走/侵入防止扉の作り方」もご紹介予定です!
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※写真でシオンがつけている首輪はすべてharutsumu作になります。
※どちらも日本国内発送のみとなります。海外発送は対応しておりません。
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